嫁に罵られながら、腕はつり、肩を脱臼し、子供を産む一体感を味わいたくて頑張りました。嫁はハサミを持って「私が切る~!」

ヨメは妊娠中に助産婦さんから、多くのにんぷさんが
陣痛の間に『そうなる』という事を聞いてました。

私もぶんべん室の中で必死に腰を擦ってたのですが、
擦ると『触るなっ!』、
擦らないと『何のためにいてんのや!』
と腰を擦るように言ってました。

言葉遣いが汚いのも痛みのせいだろうと思い、
そのように助産婦さんに聞くと、波形を見ながら
『う~ん・・・違うと思んですが・・・』
とつぶやいた上、
『奥さん、何か思うところあるんでしょ』、
と言われました。

妊娠中ず~っと仕事が忙しく、
家庭のこと全部押し付けた上、
何にも構ってやれなかったからかな~、
と反省し、一生懸命ヨメの腰を擦り続け、
産まれた時には指紋が無くなってました。(^^;

その間ヨメは何も食べられないし寝られなかったので、
私も付き合って不眠不休食事抜きで、
ヨメに罵られながら、腕はつり、肩を脱臼し、
夫婦そろって子供を産む一体感を
味わいたくて頑張りました。

ヨメはなかなか子宮口が開かず、先生に
『今のうちにトイレに行っておしっこしてきなさい』
と言われ、
ヨロヨロになりながらトイレに向かいました。

そして私がふ~っ、とソファに座って休もうとしたら、
『早く来て~っ!!出る~っ!!』
という悲鳴に近い声が。

驚いてトイレに向かうと、真っ青になっているヨメが
私の肩にしがみつき、
『頭、頭、出てる、出てる!!』
と喘ぎながら言うので、
何とかベッドまで連れて行こうとしました。

すると、『もうだめ!!先生呼んで!!』
ということなので、大声で先生を呼びました。

助産婦さんがのんびりとやってきて、
『早くベッドに横になってくださいね』と言うと、
『頭はさまってる~!』とヨメ。

怪訝そうに助産婦さんが覗き、
『あら、頭出てる!』と慌てて先生を呼びに行きました。

先生が来て、
『ベッドに戻れますか?』という言葉に答えられず、
私にしがみついて『うぅ~ん』といきみだすヨメ。

あわてて先生と助産婦さんがシートを引き、
ヨメは立って私にしがみついたまま子供を産み落としました
(文字通り)。

何がなんだかわからない私が我に返ると、
いつの間にか血の海の中に立っていました。

血に弱い私にはかなりのグロ場面ではありました。

海の中で何とか平常心を保とうとしている私をよそに、
ヨメは『だめ~っ!だめ~っ!私が切る~!』と叫んで、
助産婦さんが持っているハサミを取りあげ、
驚いた助産婦さんに『私が切るの!どこ切ればいいの!』
と言い、まだ自分の中につながっているヘソの緒を、
自分で切っていました。

後で助産婦さんに、
『前から自分で切ろうと思ってたんですか?素敵ですね!』
と言われましたが、私的にはいきなりハサミを取り上げる姿に、
正直狂ったかと思いました。ビビりました。

私の気持ちでは、
夫婦一緒に子供を産んだという達成感があるのですが、
それでも未だに
『痛いのは女だけで男は何もできない』と言われます。

このスレ読んで、出産シーンが昨日のように思い出されました。
脳みそに強烈に焼き付いています。文章ヘタでごめんなさい。

「愛のコメント」

修羅場をくぐりぬけたのですね。

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